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研修医体験記5月

 

 

2020年6月8日

2020年5月の研修医体験記

 2020年5月の地域医療研修には帝京大学附属病院から初期研修医の先生が来てくれました。全国的な新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けて、当院での診療にも斜里町での生活にも制限が加わる状況でした。そのような条件下でも多くの入院症例と向き合い、短い期間ながら地域ならではの経験をしていただくことができたのではないかと思います。

先生からいただいた研修の感想を以下にご紹介します。


「3週間斜里町国民健康保険病院で地域医療研修をさせていただきました。現在は東京の大学病院に勤務していますが、もともと地域医療に興味があり東京から遠く離れたオホーツク地方に研修を希望しました。

 ここでは主に内科病棟・外来、救急外来、訪問診療に携わりました。大学病院では全ての科が揃っていて、わからないことがあったらすぐに質問ができるような環境でした。しかし、ここではそうはいきません。糖尿病の血糖コントロール、癌のターミナルケア、人工呼吸器の管理、骨折の初期治療など様々な疾患・外傷への対応が求められます。患者さん達は「○○科のお医者さん」としてではなく、「ここの地域のお医者さん」として見ていることに気づかされました。

 また、地域医療に携わりその地域に医療を根付かせるということは、勤務医であり、学校医であり、産業医であり、警察医であることが求められることも合地先生のお話の中で気づかされました。

 私は来年度から産婦人科医として働く予定です。産婦人科は周産期医療、婦人科腫瘍、生殖内分泌、女性のヘルスケアと幅広い分野のある科です。科の特性上、産婦人科の何を専門にしたいの?とよく質問されます。専門にこだわらずに幅広くやりたいと答えていますが、これは質問者が求めている回答ではないし、やりたいことが決まっていないみたいで不恰好な答えだなと思いながら答えていました。

 そう思ってしまうのは、私自身が大学病院でしか働いたことがなく、ある分野に特化している先生ばかり身近にみていたからかもしれません。専門にこだわらない医療の重要性を身を以て体験できたことが、この研修での1番の大きな学びです。

 最後になりましたが、合地先生をはじめとした先生方、医療スタッフの皆様には大変お世話になり深く御礼申し上げます。短い期間でしたが本当にありがとうございました。ここでの経験を生かし今後も医師として頑張っていきたいと思います。」

再訪をお待ちしています!