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研修医体験記12月

 

 

2021年2月26日

2020年12月の研修医体験記

 

2020年12月も自治医科大学附属病院と帝京大学医学部附属病院から計2名の初期研修医2年目の医師が当院で地域医療研修を行いました。12月は入院患者数も多く、忙しい日々でしたが、新しい環境ながら二人には着実な診療を行っていただきました。多彩な症例に触れることで、診療経験を深めることができたのではないかと思います。

まずは自治医科大学附属病院の研修医の先生から頂いた研修の感想をご紹介します。

「この度は斜里町国民健康保険病院にて研修をさせて頂き、誠にありがとうございました。コロナ禍で全国的に厳しい情勢の中で研修を受け入れて下さり、大変感謝しております。
研修当初はオーダーの方法や紙カルテからの情報収集など、システムの違いに慣れない日々が続きましたが、合地院長や石岡先生を始め、スタッフの皆様がこまめに声をかけて下さり、非常に相談がしやすい雰囲気でした。患者さんやそのご家族からも「ここの病院は良い先生や看護師が多いね」と言って頂けることが度々あり、診療に携わるスタッフが作り上げた環境の賜物だと実感しました。また大学病院で研修していた頃と違い、治療方針から些細な事柄まで、自分で決めさせて頂く機会が多くありました。これまでは上級医の指示を漏れなくこなすことや日々の業務を確実にこなすことに注意を払い、治療方針を自分で考えて決断するというプロセスに苦手意識を持っていました。しかしこの1か月の研修が良いトレーニングになり、わずかながら成長することが出来ました。症例も2型糖尿病や尿路感染症などのcommon diseaseから、好酸球増多症候群などの希少疾患まで幅広く経験することができ、今回の研修は医師人生の中でも非常に貴重な、重要な1か月であったと感じております。
最後になりましたが、研修中にお世話になったスタッフの皆様に改めて御礼申し上げます。今回の研修を今後の医師人生に活かしていけるよう、精進致します。」

次に帝京大学医学部附属病院の研修医の先生から頂いた感想をご紹介します。

「1ヶ月の間、斜里国保病院で研修をさせて頂きました。東京で大学病院に勤めているため、普段とは違う土地・環境での医療を経験したく、斜里町での研修を希望させて頂きました。雪深い12月という季節に研修できたことは、更にこの1ヶ月を印象深くさせ、東京に帰ってきた今でも斜里町での日々を昨日のことのように思い出します。
斜里という土地は、空気が綺麗で雪もサラサラで気持ちよく、常に爽やかな気分で生活ができました。病院では、医師、看護師さんはもちろんの事、色々な職種の医療スタッフの方々に優しく指導して頂き、ここでしか学べない事を積極的に吸収することができました。特に斜里の先生方は、患者様の病気だけではなく生活にも目を向けて地域に寄り添う医療を実践されており、今後の自分が目指す医師像に近く、とても勉強になりました。また、患者さんとの信頼関係を築くのが上手いと感じ、自分も見習わなくてはいけないなと思いました。常に相談しやすい環境で、日々楽しく充実した研修を行うことができました。最後にお世話になった合地先生をはじめとして病院の全スタッフの方々、誠にありがとうございました。また、担当させて頂いた患者様の健康をお祈りしています。私もこの経験を活かして、より良い医師を目指して成長していきたいと思います。1ヶ月という短い間でしたが、ありがとうございました。」

 

 

お二人の今後のご活躍を祈念しています!   

(写真撮影時のみマスクを外しています)